惑星科学怪文書

この記事はじゆうちょうアドベントカレンダーの24日目です.今年もクリスマスにこんな記事を読んでいるあなたの人生に幸多からんことを.

例年であれば24日の朝にはアドベントカレンダー用の記事をアップロードして(そして,クリスマスにわざわざこんな記事を読んでいる皆さんを,ティーカップ片手に "高み" から見下ろして)いたのですが,今年に関しては今日に至るまで執筆時間を全然確保できず,ついにはこんな時間になってしまいました.今年の一番の負け組は間違いなくクリスマスの夜にこんな記事を書いている私です.見てろよ,来年はぜってぇ勝つ.

というわけで,私がこのアドベントカレンダーに参加するのも3年目ということになりました.1年目は私の趣味(”散歩”)の話を書き,2年目も私の趣味(女性アイドルグループ)の話を書きました.そして,ここまでの2回分の記事で私という人間の中身を全て出し尽くしてしまったので,今年はもう完璧にネタ切れです.書くことが全然ないので逆に仕事の話でも書こうかと思います.そうです,私は仕事と健康診断くらいしか話題のない,悲しき中年男性になってしまったのです.ちなみに今年の健康診断の結果は概ね良好でした.やったね.

どうして今年は仕事の話をしようと思ったのかと言うと,それはこの記事の下書きとして残されていたひとつのファイルが切っ掛けでした.一ヶ月くらい前の時点で「そろそろ記事の準備をしなきゃいけないな」と思いファイルを作成していたのです.そしていよいよ締切直前になった今日,久しぶりにそのファイルを開いたところ,そこにはただ一言「惑星科学怪文書」と書かれていました.

惑星科学怪文書,意味は全く分かりませんがそれなりの迫力を感じます.惑星科学×怪文書というありそうでなかった組み合わせ.どうすれば惑星科学怪文書なるものが誕生するのか現時点では皆目見当もつきませんが,他に妙案も浮かばないので今年はもう惑星科学怪文書を書くということにしてしまいましょう.昔の人の言葉を借りるなら,いわゆる『時間がないときは見切り発車をしなさい』というやつですね.これは旧約聖書に書かれている言葉ですが,実は旧約聖書に書かれているのかどうかは全然知りませんし,ここまでの話は全部適当に書いており概ね嘘です.

さて,それでは見切り発車で惑星科学怪文書を生成していきましょう.まずは日常生活においてあまり馴染みのない単語「怪文書」についての勉強から始めることにします.アウトプットをする前にはまずインプットをする,これぞ科学研究の基本ですよね.

皆さんご存知の通り,言葉の意味を知るためには辞書を引けば良いとされています.古くは『A little LOVE』という文献の中で,辞書を引くと物事がうまく進むというエピソードが紹介されているのはあまりにも有名です.私もこの文献に倣い,怪文書という字を辞書で引いて皆さんの名前をそこに足しておきました.

ええと,それで何でしたっけ? ああ,そうだ,怪文書の意味でしたね.怪文書怪文書,……かいぶん………え?

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はい,解散です. 記名ブログに記事を書いてる時点でもう全部おしまいでした.怪文書って筆者不明の文書だったんですね.惑星科学怪文書はその存在自体が不可能な悲劇の存在でした.生まれる前に死んでしまった概念,それが惑星科学怪文書.おお,可哀想な可愛い我が子よ.来年はもっとちゃんとした記事として生んであげるからね….

しかし,ここで本当に解散してしまうのは,あまりにも残念ですので,もう少しだけがんばってみることにしましょう.解散と言われて本当に解散するのって,中学生の武勇伝っぽい感じありますしね(先生に「帰れ」と言われて本当に帰るタイプのやつです.帰れって言う方がどうかという気もしますが).私も一応公式には「正体不明の謎の研究員」ということになっていますので,私が私としてアカウント名を明かして書いた文書でも,中傷的・暴露的な内容でさえあれば筆者不明の怪文書ということにして問題はないでしょう.

とは言え,私のアカウントは一応非公式には正体自明の近所の研究員ですので,公の場で他人を中傷したりすると大変なことになります.そういうのはインターネットの若い狂犬の人(犬なのか人なのか)の仕事であって,twitter アカウント開設13周年を迎えた私向きの行動ではありません.そう,14年目の twitter ライフはもっと大人の余裕を漂わせてラグジュアリーに過ごしたい…そんな風に日々思っています.ラグジュアリーってどういう意味なのかよく知らないですけど.

こうなってくると最後に残されているのは,ここで満を持して惑星科学要素を活かすという方向性です.中傷・暴露が問題になるのは,その対象が人間だからであって,相手が無生物の惑星科学であるならいくら中傷・暴露しても何ら問題は生じないと考えられます.例えば,気に入らない研究